てなわけで
まずは仙台育英優勝おめでとうございます。
まだまだ興奮がさめやらぬ感じですが
悲願の白河の関越えですね。
私も27年間も務めさせてもらいましたし
甲子園の応援もほぼ毎年行っていましたから
本当に嬉しい気持ちでした。
今年は予定があえば行きたかったのですが
私が行くと負けることが多いので
行かなくてよかったのかなと思います。

☆　☆　☆

で、あの事件のことよりも統一教会と政治家の関係ばかりが話題になっていますが
彼が何故あのような犯罪に向かってしまったのか？
それは彼にしか分からないことかもしれませんが
映画「ジョーカー」についてTwitterに投稿があったことなども注目されています。

権力者は自分に立ち位置を守るために
「あえて」下層国民を作り上げます。
権力者は勝ち組は、勝つためなら何をしても良いし
利用できるもの利用する
ようするに結果のためなら
「手段を択ばない人」＝「リアリスト」（安倍元首相をこう呼んでいますね）
多かれ少なかれ上級国民は下級国民の犠牲のもとにその位置を保っていられるのですが
上級国民は下級国民を努力不足とか馬鹿とかそんな風にしか思わない
上級国民同士で下級国民を馬鹿にしながら
さらにこの構造を固めていく
全国民の３０％の固定支持を作ることの方が
多くの人に受け入れられる政策を実施するよりも選挙に勝てる
選挙に勝てるなら、問題のある宗教団体でも構わない
むしろ大いに歓迎する
そんな風潮であったことは間違いありません。
ですから自分の位置を脅かすなら
平気で切る。
これまでの関係なんて気にしない。

まあ、今起こっていることの裏側なんかも本当に単純なのですが
「皆が分かっているから」こそ
問題の本質に届く議論にはならないのでしょう。

この事件で自民党がいかに叩かれようとも
それによって野党の支持が増えないのも実は同様の構図です。
本来労働者の味方である政党も
貧しい下級国民を「気の毒だ」「何とかしてあげなければ」
などと上から目線できれいごと行ってるだけで
自分達だって上級国民の位置を外されたくない
与党の批判をしていればなんとなく役割を果たしていると勘違いしている輩が
いい生活してるんだから
本当の貧困層に届かない。

山上容疑者もジョーカーの主人公も
共通するのは社会に対する恨みから犯罪を犯したのではなく
ターゲットは限られているということ
そして、もしも唯一信じたい母親の裏切りがなければ
果たしてそこにいたったのかどうかというと
恐らくそうはならなかったのだろう。

社会の中で孤立し
恋愛からも遠ざかり
唯一の肉親からも裏切られたとき
対象は統一教会に関係する権力者や
彼を笑い者にしたコメディアンに向けられた
どちらも実は彼らがあこがれた存在だ。
だからこそ、逆に憎しみが増幅する。

さて、確かに犯罪が個人的な憎しみでイデオロギーや思想に関係ないとしても
この社会が弱者にやさしい社会だという空気があれば
このような犯罪は起こらなかったのでしょうか？
それとも、それは社会の空気とは関係なく起こったのでしょうか。

統一教会がどうこういうことよりも
このような今私たちが生きている社会に対する
「問いかけ」は失ってはいけないと思うのです。

あっ上級国民であって母親からも父親からも
愛情を得られなかった香川さんのせこい乱痴気騒ぎは
まあ、どうでもいいでしょうかね。