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2014年06月
てなわけで
昨日事件のあった新宿駅南口で乗り換え
今日も元気に通勤しました。
本日も比較的軽く読める本の話ですが
「歴史に学ぶな」
という本をパラパラと読みました。
で、本のタイトルとは逆に
実は歴史を学ぶことは大切だなあって思ってしまいます。
同時に
歴史から得た教訓があるからと言って
過去の通りやればいいっていうと
途端に駄目になってします。
そりゃそうだ
前提となる条件が変われば
同じ事やったって結果は変わるにきまっている
そんなことも分からずに会議で
「昨年までこのようにやって問題なかったですから」
って発言こそ危険である。
そうやって潰れた会社は数知れない。
これも歴史の教訓か？
そして
物語と歴史って本当に区別がつくのだろうか？
っていうと
教科書も含め
歴史って結局誰かの都合良く書かれた物語に過ぎないということは知っておくべきことで
物語に現実が翻弄されるなんてことは愚かなことなんだと思います。
で、
小説とか教科書とか映画とか
そんなものでなくても
身近に歴史って存在していて
あの頃は良かったって
まるで「３丁目の夕日」を美化するかのような人がいるのだけれど
結局それも物語であって
都合の悪い事実を覆い隠すことによって成り立っていることが多い。
そんな人間の
昔は良かったっていう科白に振り回されちゃいかんのだよ
とつくづく思う一日でした。
☆ ☆ ☆
で、並行して
こんなのも読んでいます。
完全に理解できていないと思いますけど
細部にこだわらず
僕は詩のように読んでいます。
沈黙するしかないことを
ぺらぺらと愚かに発言する人間がいかに多いことか。
それはそもそも命題になっていないだろ！
とそんな人々に言っても無駄だから言わない。
昨日事件のあった新宿駅南口で乗り換え
今日も元気に通勤しました。
本日も比較的軽く読める本の話ですが
「歴史に学ぶな」
という本をパラパラと読みました。
で、本のタイトルとは逆に
実は歴史を学ぶことは大切だなあって思ってしまいます。
同時に
歴史から得た教訓があるからと言って
過去の通りやればいいっていうと
途端に駄目になってします。
そりゃそうだ
前提となる条件が変われば
同じ事やったって結果は変わるにきまっている
そんなことも分からずに会議で
「昨年までこのようにやって問題なかったですから」
って発言こそ危険である。
そうやって潰れた会社は数知れない。
これも歴史の教訓か？
そして
物語と歴史って本当に区別がつくのだろうか？
っていうと
教科書も含め
歴史って結局誰かの都合良く書かれた物語に過ぎないということは知っておくべきことで
物語に現実が翻弄されるなんてことは愚かなことなんだと思います。
で、
小説とか教科書とか映画とか
そんなものでなくても
身近に歴史って存在していて
あの頃は良かったって
まるで「３丁目の夕日」を美化するかのような人がいるのだけれど
結局それも物語であって
都合の悪い事実を覆い隠すことによって成り立っていることが多い。
そんな人間の
昔は良かったっていう科白に振り回されちゃいかんのだよ
とつくづく思う一日でした。
☆ ☆ ☆
で、並行して
こんなのも読んでいます。
完全に理解できていないと思いますけど
細部にこだわらず
僕は詩のように読んでいます。
沈黙するしかないことを
ぺらぺらと愚かに発言する人間がいかに多いことか。
それはそもそも命題になっていないだろ！
とそんな人々に言っても無駄だから言わない。
てなわけで
先週から今週にかけて以前の学校で働いていた人々と会い
そういえば今月初めは前の学校の教え子の結婚式や
演劇部の卒業生と会い
まだまだ僕は前の学校との関係の方が深いなあって思うのです。
思えば1985年
東北１の進学校を創ろうという意気込みで始めたあのコースですが
正直、頼りになるスタッフも少なく
生徒の寮に一緒に住み
反発を受けながら
朝ラジオ体操の番組を流し
夜中に生徒が寝るのを待って廊下の消灯をし
一日18時間勤務の毎日でした。
今考えると若かったですね。
でも、そうでもしないと新しいものは作れない。
楽をしながら作るなんてことはできないのです。
ということを学びました。
それと
将来に向けた夢があったから耐えられたのでしょう。
もともと地元でも評判の良くなかった学校でしたから
逆に新しいことがどんどんできた
その風潮は今も一緒で
それが２０年かかってですっかり変わることができた原因でしょう。
震災がなかったら
まだまだ頑張っていられたかも知れません。
今でも応援しています。
自分達が創ってきたものをもっと発展させて下さい。
そう思うのです。
☆ ☆ ☆
「ヤクザと原発」という本を読みました。
生々しい現実をもう一度認識しました。
最近、原発のニュースが減っています。
「集団的自衛権」の問題も含めて
マスコミは政治への批判力を失っているのではないかと感じる毎日です。
このまま原発を単純に再稼働してはいけないと思うのと同時に
原発を廃止したときに原発によってしか生きられない人間たちへの保障をどうするか
そういう当たり前のことを感じさせます。
そういう人間のことは考える必要がないというのは
やはり都会に住んでいて
自ら危険と向き合うことのない人間
原発に関係なく生計を立てている人間の言い分です。
大企業とその下で働く下請け会社の人間
日本っていうのはこんな格差社会だったんだよなって思います。
経済的な格差ではなく
江戸時代になくなったはずの身分の格差です。
東電や東芝の正社員と
原発の危険な現場で作業する人間
同じ人間なのにどうしてこんな差別ができるのだろうと思う。
昔知り合いだった人間が
息子がT電力に勤めたことを自慢していたけど
話を聞くとその方は一生懸命、当時の与党の議員の後援会活動を行い
そのつてて入社させたことが分かりました。
賢い人間は
そうして大企業に入ることで
社会的な身分があがることを熟知していたのでしょうね。
社会の仕組みをよく理解しているということでは
「ヤクザ」も一緒で
そういう世の中の仕組みを理解することも勉強だと思う。
で、どうするか。
仕方がないと諦めるのか
違う社会を求めるのか
原発再稼働をこのような実態を隠したまま実行するのか
「集団的自衛権」といいつつ最後は貧しい社会の底辺の若者が派遣されるのか
安倍さん観ていて感じることは
常に自分は社会的な身分が生まれながらに上だと意識していることだ。
同じ身分の人間を守ることが第一で
小作人にはほどこしを与えるから少々は我慢しろ
そういう政治をしているようにしか見えないことだ。
このような体当たり的なリアルなレポは
貴重だし、考えさせるなあって思います。
世の中変えるには
安全なところに身をおきながら
奇麗ごと言っていても説得力ないんだよなあって。
身体張ってやんなきゃって
若い頃を思い出しながら考えたのでした。
てなわけで
本日は終日数学のテキスト作りに追われました。
新しい学校では静かに目立たないように数学も教えていますので（朝もやってますよ、相変わらず内緒で）
テキストを丁寧に作って補充していくしかありません。
生徒のリクエストに例え一人でも応えていく。
まあ、今の状況は仕方ありません。
で、立派な学校の欠点は
先生が偉い
ってことでしょう。
「生徒のために何ができるか」より
「自分達がこうしたい」ということが優先されてしまうのです。
☆ ☆ ☆
その立派な先生達も含めて
最近反論不可能な「当たり前」で攻撃をするという風潮がある様子です。
あの反論不可能な「当たり前」にちょっとでも疑問を呈したり
反論不可能なのを承知で反論をしたりすると
このようなネットの世界では総攻撃に遭います。
徹底的に土下座するまで許されません。
そのような事例の一つが今回の「セクハラやじ」問題でしょう。
「やじは文化」などといいますが「やじ」は「やじ」
国会や都議会はともかく野球なんかひどいものでした昔から…。
確かに今回のことは反論不可能な本当に醜い「やじ」でした。
あれは「やじ」じゃないなどとのたまうコメンテーターなんかがテレビに出演してますが
「やじ」は「やじ」でしょと思ってします。
僕なんかは「やじ」飛ばすという行為そのものが嫌いだからそんなこと言わないけど
確かに絶対に
「女性を侮辱した」
という意味においては許されることではないし、
こういうときは彼女は「被害者」というレッテルが張られ
「やじ」飛ばした方は「ひでえ奴」というレッテルが貼られてしまった以上
その被害者VS加害者という構図を少しでも批判すると
今度はその批判した人間が徹底的に叩かれるという仕組みになっています。
さて、その叩く側の人々のいう事といったら
「セクハラはいかん」
「女性蔑視はいかん」
「議員としての品格を守れ」
とまあ本当に当たり前のことで
今さらワイドショーでああだこうだ議論する余地もないものだから
これじゃコメンテーターとしての仕事にならんってなわけで
「あれはやじじゃない。昔のやじは立派だった（？）」
と訳の分からないことを述べているのも滑稽で…。
それじゃあ
その女性議員の品格は果たしてどうか
なんて言った途端に攻撃喰らうものだから（創り上げた構図を壊す人間は排除されるのです）
テレビじゃ誰も言えなくなっている。
つまり
誰が強制したわけでもないけど
言論統制されているわけです。
僕にとっては本当に恐ろしいのはそのことなのです。
色々攻撃的に発言する人間って実は
反論不可能な当たり前のことしか言っていない。
差別反対！
トップは自ら責任を取るべき！
人間は平等であるべき。
民主的であるべき。
皆仲良く仕事すべき。
聞いてて嫌になります。
そういう連中ってそこから先がないのではと思うのです。
そういう人間って
ドラマ観て「子供にポストなんて名づけるなんてけしからん」
とか言うんでしょうね。
ドラマの中身なんてどうせよく観てないんです。
何故そういうことが起こったのか。
どうしたらそのようなことが起こらなかったのか？
全くその事に触れていないことも非常に気になるのです。
勿論、言語道断、論外だからと言ってしまえばおしまいですが、
脚本書いてきた人間としては
その発言そのものよりも
その発言の裏側にあるものに興味があるのです。
「僕だって浮気したいよ〜。」とか。
いや、例えばですよ、例えば。
怒らないで下さい。
すみません。
いずれにせよ
やじ飛ばすしか表現の方法を知らない人間が政治家やってるというのは
全くもって嘆かわしいという事には変わりないのですが…。
いやあ
それにしても
ここにきて浜幸さんが持ちあげられるというのも
全くもって理解に苦しみましたが…。
「やじは文化」ってのはどうなんですかね。
浜幸さん。
本日は終日数学のテキスト作りに追われました。
新しい学校では静かに目立たないように数学も教えていますので（朝もやってますよ、相変わらず内緒で）
テキストを丁寧に作って補充していくしかありません。
生徒のリクエストに例え一人でも応えていく。
まあ、今の状況は仕方ありません。
で、立派な学校の欠点は
先生が偉い
ってことでしょう。
「生徒のために何ができるか」より
「自分達がこうしたい」ということが優先されてしまうのです。
☆ ☆ ☆
その立派な先生達も含めて
最近反論不可能な「当たり前」で攻撃をするという風潮がある様子です。
あの反論不可能な「当たり前」にちょっとでも疑問を呈したり
反論不可能なのを承知で反論をしたりすると
このようなネットの世界では総攻撃に遭います。
徹底的に土下座するまで許されません。
そのような事例の一つが今回の「セクハラやじ」問題でしょう。
「やじは文化」などといいますが「やじ」は「やじ」
国会や都議会はともかく野球なんかひどいものでした昔から…。
確かに今回のことは反論不可能な本当に醜い「やじ」でした。
あれは「やじ」じゃないなどとのたまうコメンテーターなんかがテレビに出演してますが
「やじ」は「やじ」でしょと思ってします。
僕なんかは「やじ」飛ばすという行為そのものが嫌いだからそんなこと言わないけど
確かに絶対に
「女性を侮辱した」
という意味においては許されることではないし、
こういうときは彼女は「被害者」というレッテルが張られ
「やじ」飛ばした方は「ひでえ奴」というレッテルが貼られてしまった以上
その被害者VS加害者という構図を少しでも批判すると
今度はその批判した人間が徹底的に叩かれるという仕組みになっています。
さて、その叩く側の人々のいう事といったら
「セクハラはいかん」
「女性蔑視はいかん」
「議員としての品格を守れ」
とまあ本当に当たり前のことで
今さらワイドショーでああだこうだ議論する余地もないものだから
これじゃコメンテーターとしての仕事にならんってなわけで
「あれはやじじゃない。昔のやじは立派だった（？）」
と訳の分からないことを述べているのも滑稽で…。
それじゃあ
その女性議員の品格は果たしてどうか
なんて言った途端に攻撃喰らうものだから（創り上げた構図を壊す人間は排除されるのです）
テレビじゃ誰も言えなくなっている。
つまり
誰が強制したわけでもないけど
言論統制されているわけです。
僕にとっては本当に恐ろしいのはそのことなのです。
色々攻撃的に発言する人間って実は
反論不可能な当たり前のことしか言っていない。
差別反対！
トップは自ら責任を取るべき！
人間は平等であるべき。
民主的であるべき。
皆仲良く仕事すべき。
聞いてて嫌になります。
そういう連中ってそこから先がないのではと思うのです。
そういう人間って
ドラマ観て「子供にポストなんて名づけるなんてけしからん」
とか言うんでしょうね。
ドラマの中身なんてどうせよく観てないんです。
何故そういうことが起こったのか。
どうしたらそのようなことが起こらなかったのか？
全くその事に触れていないことも非常に気になるのです。
勿論、言語道断、論外だからと言ってしまえばおしまいですが、
脚本書いてきた人間としては
その発言そのものよりも
その発言の裏側にあるものに興味があるのです。
「僕だって浮気したいよ〜。」とか。
いや、例えばですよ、例えば。
怒らないで下さい。
すみません。
いずれにせよ
やじ飛ばすしか表現の方法を知らない人間が政治家やってるというのは
全くもって嘆かわしいという事には変わりないのですが…。
いやあ
それにしても
ここにきて浜幸さんが持ちあげられるというのも
全くもって理解に苦しみましたが…。
「やじは文化」ってのはどうなんですかね。
浜幸さん。
てなわけで
学校もいよいよ動き出した感じで忙しくなりそうです。
電車通勤３年目ですが
まだまだ慣れないのか疲れが取れず
ここも久しぶりになってしまいました。
さて
未来に向けて学校としての投資はどこまで可能か
ということは大切な発想です。
「教育には金がかかる」
というのは当たり前すぎる位、当たり前ですが（小学生でもわかりますが）
無駄な投資をして潰れたのでは意味がありません。
本当に必要な投資ってなんだろうって難しいと思います。
設備なんて良ければ良いほどいいに決まってますが
そのために人件費を節約し、教員のやる気を失わせてもいけないですし…。
そこには未来に向けた教育理念が必要ですね。
そこがなければ何に金を掛けていいのかも実はわからない。
てな当たり前のことを
考え続けています。
しかし一方で
本当に生徒のためというならば
自分達の身を切る行動もしなくてはならないという
当たり前のことを分からない人が何だか騒いでます。
経営者にもっと投資しろ
というなら
経費削減が可能な部分をできるだけ協力するという姿勢は当然です。
紙を節約する
冷暖房費を節約する
そんな当たり前のことから
無駄な出張を無くすということも当然です。
２０年前と違ってインターネットで情報を得たり
メールやその他で打ち合わせだってできますしね。
困ったことに
生徒の利益なんか考えてもいない人に限って
「生徒のため」
なんてのたまうことですね。
でも話を良く聞くと
それは「あなたのためでしょ」って事ばかりです。
☆ ☆ ☆
そんな愚痴はどうでもよくて
これから未来に向かって
社会から必要とされる学校創り今のテーマです。
何だか今ピンチのせいか
僕の周囲には何とか協力したいという人が内外問わず少しずつ増えているような気がします。
ありがたいことです。
で、小川仁志さんの「哲学の教室」は疲れた頭にも
入りやすい生き方を考える本です。
その中でアランの幸福論のことば
「あれがない、これがないと不満をいう人は多い。
しかし、その原因はいつも本気になってそれを求めなかったからだ。」
そうです。不満を言っている人のほとんどは
本気で今の状況を改善しようという気持ちがないのだと気付かなくてはなりません。
逆に
本気で何かを求めるならば
あれがいやだ、これがいやだと不満を言ってる暇がないはずなのです。
毎日考えて
毎日試行錯誤して
その繰り返しをしなくちゃ
ねえ。
☆ ☆ ☆
関係ないけど「ルーズヴェルトゲーム」最終回観ました。
ドラマだとは分かっていますが
「諦めない」って大切だと涙が出そうになりました。
すみません。
学校もいよいよ動き出した感じで忙しくなりそうです。
電車通勤３年目ですが
まだまだ慣れないのか疲れが取れず
ここも久しぶりになってしまいました。
さて
未来に向けて学校としての投資はどこまで可能か
ということは大切な発想です。
「教育には金がかかる」
というのは当たり前すぎる位、当たり前ですが（小学生でもわかりますが）
無駄な投資をして潰れたのでは意味がありません。
本当に必要な投資ってなんだろうって難しいと思います。
設備なんて良ければ良いほどいいに決まってますが
そのために人件費を節約し、教員のやる気を失わせてもいけないですし…。
そこには未来に向けた教育理念が必要ですね。
そこがなければ何に金を掛けていいのかも実はわからない。
てな当たり前のことを
考え続けています。
しかし一方で
本当に生徒のためというならば
自分達の身を切る行動もしなくてはならないという
当たり前のことを分からない人が何だか騒いでます。
経営者にもっと投資しろ
というなら
経費削減が可能な部分をできるだけ協力するという姿勢は当然です。
紙を節約する
冷暖房費を節約する
そんな当たり前のことから
無駄な出張を無くすということも当然です。
２０年前と違ってインターネットで情報を得たり
メールやその他で打ち合わせだってできますしね。
困ったことに
生徒の利益なんか考えてもいない人に限って
「生徒のため」
なんてのたまうことですね。
でも話を良く聞くと
それは「あなたのためでしょ」って事ばかりです。
☆ ☆ ☆
そんな愚痴はどうでもよくて
これから未来に向かって
社会から必要とされる学校創り今のテーマです。
何だか今ピンチのせいか
僕の周囲には何とか協力したいという人が内外問わず少しずつ増えているような気がします。
ありがたいことです。
で、小川仁志さんの「哲学の教室」は疲れた頭にも
入りやすい生き方を考える本です。
その中でアランの幸福論のことば
「あれがない、これがないと不満をいう人は多い。
しかし、その原因はいつも本気になってそれを求めなかったからだ。」
そうです。不満を言っている人のほとんどは
本気で今の状況を改善しようという気持ちがないのだと気付かなくてはなりません。
逆に
本気で何かを求めるならば
あれがいやだ、これがいやだと不満を言ってる暇がないはずなのです。
毎日考えて
毎日試行錯誤して
その繰り返しをしなくちゃ
ねえ。
☆ ☆ ☆
関係ないけど「ルーズヴェルトゲーム」最終回観ました。
ドラマだとは分かっていますが
「諦めない」って大切だと涙が出そうになりました。
すみません。
てなわけで
仙台へ結婚式で行ってまいりました。
途中新幹線で先日観た「泣かないで」の原作
遠藤周作「わたしが・棄てた・女 」を読みながら
結婚式に向かうというのに
こんな小説はなんだかなあって思いましたが
先日観た芝居の疑問点が解けたような気がします。
何故彼女は彼を愛すると信じられたのか
自分が社会の底辺で生きているという自覚が
あらゆる人へのアガペーへと転化されていく様子が分かります。
みじめな自分への愛が
社会から排除される人間への愛へと転化するのです。
こんな自分でも必要としてくれる人間を愛して行きたい。
それがたった一言
自分がみじめな存在であると告白した彼への愛へと結びついていったのだと思います。
これはこの作品の読者が森田ミツを聖女化する意見と異なるのですが
結局はこれも自己愛の延長であると私には思えるのです。
そして
何故彼が
彼女に対してそれほど罪悪感を感じたのか？
それは実は彼は自分の身体の事を少しもみじめと思っていない。
むしろ同情を引く手段として利用するという
なんともせこい男なのです。
その自分のセコさへの嫌悪感が
彼女へのこだわりを生んだのです。
つまりこれも自己愛の延長であると思うのです。
自分の最も嫌いな部分を否定したい。
こんなことで彼女か同情される自分が嫌なのです。
というわけで
キリスト教的な奉仕の精神による愛を描いている小説と評価されるのですが
僕にはそうは読めません。
人間って結局自分しか愛せないのか？
そんな気持ちになってしまう小説でした。
☆ ☆ ☆
で、結婚式で先日ここでも書いた「曇り時々雨」の上演までのいきさつを話ました。
彼女の人柄を知ってもらいたいと思い
もっともそれを表すエピソードを話したつもりだったのですが
果たしてあの場に相応しい話だったか疑問です。
失礼があったらすみませんでした。
で
人は正しく絶望した後にこそ幸福が訪れる。
そういう希望を持たせてもらえる結婚でした。
どうかお幸せに。
その後は
前の学校の演劇部OB、OG達と会いました。
一緒に演劇をやった皆は家族みたいなものなのです。
遠くに居ても皆を忘れないし
幸福を祈っています。
では
また。
